女性のお悩みとして多いものの1つに貧血があります。生理や妊娠などで男性よりも多く血が必要になる女性にとって、貧血というのは非常に起こりやすい症状なのです。普段は貧血をあまり経験したことがない人でも、体調によっては突然貧血を起こしてしまうことも…。
そんな多くの女性を悩ませる貧血ですが、実は改善することができる場合もあるんです。そのためには食生活を見直すことがとても重要になってきます。では貧血を改善するためには、どんな食事・栄養素をとればよいのでしょうか？
貧血改善のために欠かせないのはやはり鉄分です。持病によるものでない限り、貧血の原因は鉄分の欠乏であることがほとんどです。ということはつまり、鉄分を補ってやることで貧血になりにくいからだをつくることは可能というわけです。
鉄分を多く含む食材として有名なのはレバーやホウレン草などですよね。ただ、あまり知られていないことですが、実は鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄と呼ばれる2つのタイプがあります。レバー類に含まれるヘム鉄と呼ばれる鉄分に比べて、ホウレンソウなどの野菜や乳製品に含まれる非ヘム鉄はからだへの吸収があまりよくないというのが特徴です。
その非ヘム鉄の吸収率をアップする栄養素がビタミンCです。したがって、より効果的に食品に含まれる鉄分を摂取するためには、ビタミンCといっしょにとることを心がける必要があります。
また、鉄分やビタミンCといった特定の栄養素を摂取すること以上に貧血改善のために重要なのが、一日三食をバランスよく規則正しくしっかり食べるということです。貧血に悩む女性の中には、ダイエットをしていたり、食事抜きが日常化している人が少なからずいます。食事の偏りや過少が原因で、血液をつくるのに必要な栄養素が不足してしまうのです。
痩せたい、美しくなりたいという気持ちを持つのは女性として大切なことですが、それが原因でからだに支障をきたしてしまっては意味がありません。健康だからこそ女性は美しいのです。もしもあなたが貧血に悩まされていて、食事内容に心当たりがあるのであれば、ぜひとも改善に取り組むことをおすすめします。